本堂は平成二年に建立されて絵葉書のものとは異なります。
鐘楼は殆ど手を加えられておらず昔年の俤を残しております。
 本堂の背後は岩井山。中腹には観音堂。
山頂には三峯神社があり、最明寺城の痕跡も伺えます。
三峯神社の鳥居を回り込むとその先に展望台があります。

 鎌倉時代。五代執権北条時頼公(最明寺入道)が諸国巡歴の折りに
寺に宿をとったと伝えられております。

 時頼公は山頂に登り、夕陽に輝く波静かな海や、老松の枝ぶりの見事
さに魅せられて歌を詠みました。

「みやどせし そのときよりと

   ひととはゞ あじろのうみに

          ゆふかげのまつ」

 この句にある御宿(みやど)せしが町名、御宿(おんじゅく)の由来です。
岩井山山頂の松は戦後、枯れ、朽ち、現在はありません。
祠は三峯神社。その後立て替えられて現在に至ります。
この祠の後ろに城が広がっていた痕跡があります。
鳥居から右に廻るとボードウォーク。その先に展望台があります。
時頼の眺めた網代の海が見渡せます。