KONICA FM
  昭和39年(1964)¥41,800(たぶん52mm F1.8付きの価格)
東京オリンピック開幕直前に発売された機種です。
FSのマイナーチェンジ版が FP(ファインダースクリーンにマイクロプリズムを装着)
FPのマイナーチェンジ版が このFM(CdS露光計を内蔵)
そう言うことで基本性能は変わらないのでKONICA FPを参照してください。
※左肩の〇がCdS露光計の受光部 この位置にあるのは Minolta SR-7(昭和37年)と一緒
 軍艦部です。巻き戻しクランクと同軸に露光計のレバー。H・Lにすると測光
クランクの右下の窓に細い黄色の針が現れるはずなのですが残念なことに電池を入れても反応しませんでした。
窓の中に絞り値が描かれた円盤があります。これはシャッター速度。フィルム感度を設定すると回転します。
赤い指標はバッテリーチェック。底部にあるチェック釦を押して黄色の針が赤い指標に重なれば充分と言うことです。
バッテリーチェック釦を押すと黄色の針は触れました。しかし測光はできません。残念。
軍艦部右側は極めてオーソドックス。奇を衒ったところはありません。
シャッター環の外側を持ち上げて回転させるとフィルム感度の設定ができます。
巻き上げレバーにはラチェット機能はありません。
底部左端の〇 電池室です。コインで回転させる方式ではありません。
親指(他の指でも宜しいですが)で押しながら回転させる方式です。 少々扱い辛いです。
 がバッテリーチェック釦 作動するのですが...惜しい。
巻き戻し釦は押し続け不要。
裏蓋を開けると 内側に定番の SAKURA FILM のシール
縦走りのフォーカルプレーンシャッターはコパルスクェアー
 赤矢印がレンズ取り外し釦 青矢印がプレビュー釦 FPと一緒です。
このカメラは僅か一年の短命に終わりました。
昭和40年にAUTOREXがマウントを変更し、国産初の135・SLR EEとして登場。
それまでの繋ぎだったようです。