Petori V6
昭和40年(1965) 55mm F2.0 付きで ¥23,800 一眼レフとしては驚異的な価格で発売されました。画期的でしたので資料を確認する必要なく正確な価格を記憶しておりました。
当時、NikonFボディのみが¥45,000でした。
当時の広告では PETORI V6 F2 と謳ってました。
が、同ボディでこの後 F1.8 F1.4 も販売しておりましたので V6とさせていただきます。
シャッター釦はボディに斜めに押しこむタイプ、V2からの定番です。
その上の横長プレートピン付きは外光式露光計の取付部。
シャッター釦下はセルフタイマーです。
レンズマウントはスピゴットマウントです。
軍艦部 巻き戻しクランク フィルムカウンター シャッター環は B 1/2 〜 1/500

ターゲット層はアマチュアでしょうから充分かと思います。

裏は特徴的な物は無し。蓋を開いてもごく普通のSLRです。
底部は三脚ネジ穴。巻き戻し釦は押し続けるタイプ。
当時の写真少年御用達の機種だったような気がいたします。私の知人にも何人かおりました。
このカメラは2020/8/12 知人から頂きました。シャッターは降りたもののミラーが戻りませんでした。
裏蓋を開くとシャッター後幕が途中で止まってました。故障です。
しかし巻き上げるとミラーは戻ります。シャッター幕はやはり途中でストップ。
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飽きずに巻き上げとシャッターを切る、を今日まで続けました。
シャッタ-幕の止まる位置が半ばほどからあと僅かのところまでとなりました。
そしてこの記事を記している最中にクイックリターンミラーも復活いたしました」。
まだところどころに難がありますがとりあえず撮影は可能そうです。