AF-Nikkor ED 80-200mmF2.8用三脚座
 

AF-Nikkor ED 80-200mmF2.8は
非常にいいレンズなのですが
初期のものは三脚座がありません。
ボディを三脚に固定すれば宜しいのですが
大きく重いので少々不安です。
最近の樹脂ボディではなおさらです。

いろいろ探してはみましたが
三脚座だけ販売されてませんでした。
もっともレンズ径が多数あるので
サードパーティでも供給はしないでしょう。
そこで手作りです。
 
まず材料ですが
ズームリングよりひとまわり大きい塩ビ管、
(肉厚のものがこれしかなかった)
パッチン錠と蝶番
蝶番はロングタイプのものが良かったのだが
見つからなかった。

まず塩ビ管をレンズのズームリングより
やや短めに切断
その後縦(蒲鉾形)に切断
かなり手間をくいそうです。

鋸で容易に切れます。
切断面を砥石で磨く。
サンドペーパーより
手っ取り早い

切断。
上と同様に切断面を磨く。

蝶番の位置を決めるために
ガムテープでもう一度組み立てる。

ロングタイプの蝶番の方が
やはり楽にできます。

内側に木ねじの先端が突き出る。
グラインダーで削る。

木片の中央部を
塩ビ管の外径に合わせて削る。
 
ナット(三脚ネジに合ったもの)の
大きさより僅かに小さく
アルミ板の中央に穴をあける。
ハンマーでナットを叩き込む。
 
皿頭木ネジの太さに合わせて
四隅にも穴をあける。
皿部分が突きでないように
周囲を太径のドリルでさらう。
 
木片にネジ止め

塩ビ管を木片にネジ止め。
塩ビ管はアルミ板同様に処理。

三脚に取り付けたところ。

パッチン錠は塩ビ管の曲面に
取り付けるのは無理があります。
木片を塩ビ管の外側に合わせて
削りました。

二つに切断
内側から側面にネジ止め。

塩ビ管の内側にゴム板を貼り付けます。
裏側に両面テープ貼り付け済みの
ものがありましたので
容易でした。

パッチン錠を取り付けます。
実際にレンズを挟んで位置決めを
いたしました。
 
Nikon F4Sにレンズを装着。ミニ三脚にのせたところ。
ズーミングはスムーズです。
リングが回転するので傾きを修整するのは簡単です。
縦位置の撮影にも瞬時に対応できます。
これでAF専用でなくマニュアルにも対応できれば言うこと無しですが
レンズの構造上それはあきらめなくてはいけません。
高級感を出すにはつや消しブラックで塗装すればいいと思います。