デジスコを自作

三脚の雲台に取り付けて撮影しているのですが
マニアの方はジンバル雲台を使っているようです。
しかしこれが非常に高価でして(10万円前後)
自作しようかなと思っています。

04/24

自作デジスコの画角ですが
最望遠にいたしますと
1度未満です。
(長辺で0.3度くらい)
モニターが倒立画像の所為も
あってなかなか狙ったところを
捉えられません。
やはりターゲットスコープの
ような物は必要です。
で、考えたのがこんな物です。
工作の難易度はたいしたこと
はありませんが取付方法が
まだ確定していません。

04/23

試写の結果です。
マスターレンズはNikkor300mmです。
被写体までの距離は150m。ノートリミングです。
 
上:コンデジは光学Zoom最大の210mm相当です。
アイピースとコンデジレンズ先端の距離を詰めましたので
ケラレは減少しております。まだ2mmほど詰められそうですから
もう少し改善すると想われます。
 
下:電子Zoom併用(2倍)
 
まだまだ甘い画ですが絞りの組み合わせとかを考慮すると
多少はましになるかもしれません。
150mの距離を考えるとこんなものかと言う気もいたしますが。

04/22

中国製の接写用中間リングを購入
上のように5パーツです。
8通りの組み合わせがあります。
長さを8段階に調節できると言うことです。
塩ビ管をやめてこれでアタッチメントを
組み上げようと思います。
塩ビ管より軽いのがいいですね。
価格は\1,680でした。
ただマウント部もアルミで純正の物より
だいぶ安っぽいです。
←全部を繋げた状態

1 接写用中間リング
2 BR-3リング
3 kenkoのOMリングセット雄雄部分
4 58-52ステップダウンリング
5 コンバージョンレンズアダプター

上を組み合わせた状態。
中間リングの中にアイピースを仕込めばOK
問題は予想していたことですがねじ込み式ですので
コンデジが多少傾いて取り付けられる事です。
まあなんとかいたしますが。
 
この中間リングは工作用のパーツとするにはなかなか宜しいです。
安価ですのでもう一組購入しておけば良かったと思っています。

04/21

 Sigma170-500+kenko2倍コンバージョンをD2Xに装着
 クロップモード(フォーサーズ相当) 約687万画素
 銀塩換算2000mm相当
 Nikkor300mm+アイピース+電子Zoom最大 約1,200万画素
 銀塩換算約4000mm相当
 いずれもノートリミング 撮影日は異なる

上の2枚をほぼ同じ大きさに揃えてみました。
自作デジスコの方が解像感はよろしいですね。
アンテナ最上部のコイル状が判別できます。
両者の違いはマスターレンズの性能・D2Xのミラーショック・
コンデジの手ぶれ補正機能などの影響による物と想われます。
ノイズに関しては画素ピッチに余裕のあるD2Xの圧勝ですが。
ただ撮影日はD2Xは晴天 自作デジスコは雨が降る直前です。

04/20

上 光学Zoom最大 210mm相当
中 電子Zoom最大 840mm相当
下 Nikkor300mm+アイピース+電子Zoom最大 約4000mm相当
いずれもノートリミング

04/19

塩ビパイプを短くして組み上げました。一応完成です。

4/18

なんとか写真用望遠レンズとコンデジが繋がりました。
アイピースはまだ入れてありません。
塩ビパイプをもう少し短くする必要があります。

1:コンバージョンレンズアダプター
2:58-52ステップダウウンリング
3:BR-2A
4:BR-3+塩ビ管
5:BR-3+塩ビ管 この中にアイピースを納める。
1〜5を順番に繋げる。

4/17

カメラと塩ビパイプの接続方法ですが...

コンバージョンレンズアダプターの先端に58-62ステップアップリングを
取り付ける方法を当初考えていましたが昨日の記事での懸念で断念します。
(接着剤で塩ビパイプとリングの結合も考えましたが...)

コンバージョンレンズアダプターの先端に58-52のステップダウンリングを取付け
そこにNikonBR-2Aをねじ込むことにいたしました。
塩ビパイプ後端にはBR-3リングをとりつけます。(望遠レンズとの接続で実証済)
両端バヨネットマウントのチューブですね。
コンバージョンレンズアダプター \1,890
58-52のステップダウンリング \420
BR-2Aリング \1,575
BR-3リング \1,575              いずれもYodobashi価格
 
BR2-AおよびBR-3は金属製のしっかりしたものです。 
つくりもけっこう複雑です。\1,575は非常に良心的な価格かと...
それに引き換えコンバージョンレンズアダプターは抽出樹脂製 高すぎる!!

04/16

コンデジのコンバージョン用アダプターの先端には58mm径のネジが
刻んであります。塩ビ管の外径は62mmよりもほんの僅か小さく
62-58mmのステップアップリングで接続が可能かどうか考慮中です。
リングの幅が僅かですのでネジ穴を刻むのは容易ではなさそうです。
強度も疑問です。この辺は後回しにして試写を。
とりあえずアイピースはチューブの中に置いて粘着テープで仮止めです。

左:300mmF4に自作システムを取付撮影。 
右:同レンズをD2Xに装着クロップモードで撮影(銀塩換算600mm)
距離約140m。どちらもノートリミングです。
かなりの望遠効果が期待できそうです。(画質はともかく)
精度を追い込むことにより画質は多少向上するでしょう。
周囲のケラレはアイピースとコンデジのレンズ先端を近づけることで改善
するはずです。

04/15

BR-3リングを取付加工してみました。ネジがやや長すぎるようです。
このままでも使用可能ですが短いものと交換しようと思います。
何かが、ひっかかってトラブルの元になりそうですから。
だが鉄人28号の腕のようでこれはこれでいいかも。

04/14

塩ビの継ぎ手は安価で負担になりません。
しかし商品名とか規格とが浮き彫りに
なっている物が殆どです。
このまま嵌め込むと微調整がしにくいのです。
と言うことでこれを削り落とします。
内側に入って外から見えませんので
非常に気楽にやりますした。

一番太い継ぎ手です。内径はBR-3リングよりも僅かに大きいです。
1.の部分に粘着テープを巻き付ければきっちり収まりそうです。
2.の切り欠きはBR-3リングのレンズ着脱レバーを使用するために削りました。
1.の部分は10mmでしたので5mmの高さに3.をマーキングしました。
マーカーを机の上に置き管を押し当てながら回転させると簡単にほぼ正確に
マーキング出来ます。
このライン上に2mmのネジ穴を数カ所刻みます。

左のように嵌め込んでネジ止めです。
 
1.の粘着テープの巻き付けで二重以上に
なる場合は多少面倒ですが一気に巻かずに
円周よりほんの僅か短くした物を必要な厚さに
なるまで数枚重ね貼りします。
光軸を出来るだけ正確に保つためにですね。

04/13

主要なパーツがほぼ揃いましたのでいよいよ写真用レンズを用いた
デジスコの製作に取りかかります。
コンデジはCanon PowerShot A650 IS
 
右側の黒い筒はコンバージョンレンズを取り付けるためのパーツです。
レンズ周囲に嵌っている銀色のリングと交換して装着。
先端に58mm径の雌ねじが刻んであります。
 
コンデジの前のリングはNikonのBR-3リングです。
写真用レンズのマウントにします。
他社製のレンズを使いたい場合は接写用の中間リングを使用するか
レンズのバックキャップを使用すればいいと思います。
 
コンデジ左側の黒い筒はフィールドスコープ用のアイピースです。
 
その手前のリングはkenkoのOMリングセット
雄雌ネジを変換する必要があるときに使います。
(必要になるかどうかは現段階では不明)
 
ぐるりと取り巻いているのがケーブルレリーズ

コンデジ他を持ってホームセンターへ。
現場合わせで塩ビパイプの継ぎ手を3種購入。
手前はネジ穴を切る為の道具とネジ。

04/12

厚さ3mmのアルミ板を万力に固定して力業で曲げました。
レリーズを取り付ける部分にはドリルで小さめな穴を穿ち鑢で六角に整形。
ナットをハンマーで打ち込みました。
レリーズの先端は円錐状になっているのですがごく普通のナットで固定できます。
下部に1/4・20山のインチネジ穴を穿ちました。ゴム板を貼って完成。
パノラマ用のスティを作ったときにシューから取り外したネジを使用。
カメラの三脚穴を利用して固定。
「三脚に取り付けられないだろう」と言はれる方がおられるかもしれませんが
望遠レンズの三脚座を使用致しますので問題有りません。
試写の結果は良好です。
材料費はアルミ材を購入しただけです。使用した分は100円未満ですね。

04/11

液晶モニターの取付部です。
二本のネジが露出しています。
これを外せば倒立を回避可か?。
しかしこれは最終手段と言うことで
他に方法があるかどうか模索。
普通に使うときに不便ですからね。
また故障の時は保証無しになる。
 
この種のモニターの売りは
「自分撮りに便利」です。
左の様にモニターを回転させれば
レンズ側から確認できます。
記念写真用なんでしょうね。
だったらオプションでもいいから
リモコンが欲しかったですね。
ケーブルレリーズ用のスティも
作らずに済みますし。
 
実はこの状態にしたとき鏡像に
なります。

A:被写体です。通常の使用ではモニター画像はこのように映ります。
B:モニターを回転させ前面からみるとこのように映ります。
  設定でAの様に標示させることも可能です。
C:写真用レンズをフィールドスコープ化したものはこのように映ります。
D:モニターを回転させ前面からみるとこのように映ります。
  設定でCの様に標示させることも可能です。 
 
くどい様ですが写真用レンズをフィールドスコープ化すると
モニターには180度回転した映像が映ります。天地左右が逆です。
しかしモニターを回転させ前面から視ると天地のみ逆に映ります。
と、なると鏡を一枚用いれば...。

こんなものを作ってモニターに装着すれば正像が得られそうです。
青の部分は表面鏡を使用します。45度に取付けます。

04/10

カメラのみ到着したのでデジスコが可能かどうか試してみました。
まずはレンズです。室内ですので短めのNikkor80-200mmF2.8です。
三脚に固定。
壊れた双眼鏡の接眼部を手で持ちレンズ後端からの距離を調節しながら
覗いてみました。結像いたしました。
次にトイレットペーパーの芯を適当な長さに切り双眼鏡の接眼部をセット
コンデジのレンズ先端を押し当ててモニターで確認。
レンズ以外は手持ちですので安定しませんが光学ズーム最長焦点距離では
ケラレはみられませんでした。
ちゃんとしたフィールドスコープ用のアイピースを用いればもっと良い結果が
出ると想います。
次の課題はこれらをいかに上手く繋げるかということです。
モニターの倒立像に関してはちょっとしたアイデアで回避出来そうです。

04/09

カメラのみ到着。アイピース他はいつになるのか?。
ざっと説明書を読んだがやはりケーブルレリーズ類の取付は出来ない。
既製品を使用するか自作するか...。

A ベルクロで取付るタイプ
B ちょっと高級タイプ

アルミ材を加工して
左の様なスティを製作することに
まあなんとか出来るでしょう。
 
Aは背面のスィッチ類の操作に
支障がありそう。
 
Bはちょっと高すぎる。
汎用故に大がかりになっている。
 

04/08

発注したコンデジ&部品が届くまで超望遠撮影向きのコンデジを考えてみました。

A バリアングル液晶モニター。倒立標示可能
B 電子ケーブルレリーズ用ターミナル 理想はこれ。
C ケーブルレリーズ取付ネジ Bが駄目なら最低これを
D 手持ち撮影用シャッターボタン 無いよりはあった方が
E モードダイヤル
F シャッター速度用ダイヤル 独立したものが欲しい。
G 上面標示パネル
H マウント取付用環 Jを取り付ける事により一眼レフ用レンズが装着可
  90度回転する。縦・横位置の変換が楽に出来る。
I CCD コンデジ用の小さいサイズが良い
J レンズマウント 各社用に数種類
 
ミラーボックス無しの一眼レフの様な物を考えてみました。
レンズ無しのコンパクトデジカメです。
CCDが小さい故に計算上マスターレンズの焦点距離を数倍にします。
 
モニターは一眼のレンズをそのまま使用すれば普通に標示されるはずですが
フィールドスコープを一眼アダプターで繋ぐと倒立して映ります。
 
マニュアルフォーカス、マニュアル露光です。
マニアには売れそうな気がいたしますが。

04/07

まずはコンデジの選択です。
液晶モニターの標示が天地逆さまになるような機能を持った物は?
かってはあったようですが現行商品にはどうも無さそうです。
考えた末、バリアングルモニターを持ったコンデジを使うことにいたします。
可能かどうかは判りませんがモニター可動部のヒンジをバラして(無理矢理)
180度回転させれば倒立像が正立となるはずです。
改造無しで使えれば一番いいのですが。
 
選択したコンデジはキヤノンPowerShot A650 ISです。
現物を見るとヒンジ部分にネジ頭が出ていましたので何とかなるかと...。
光学6倍ズームレンズ(35mmフィルム換算:35-210mm相当)」を搭載。
1/1.7型有効約1210万画素CCDを搭載。
オプションにコンバージョンレンズがありますので自作チューブは取付可能。
マニュアル露光、マニュアルフォーカス可。
特殊用途なのでこれが一番大事かもしれません。

04/06

さて、潤沢な予算の無い私はなんとか自作出来ないかと考えたわけでして...
フィールドスコープの焦点距離を調べますと500mmくらいでした。
・・・!。手持ちの望遠レンズが活かせないか?
 
かってNikon・kenkoでレンズの後方に取り付けると写真用レンズが望遠鏡に
変わる製品が販売されてました。
ならばフィールドスコープのアイピース(接眼レンズ)を写真用レンズに繋げば
フィールドスコープになるはずです。工作の難易度はともかくとして
 
壊れた双眼鏡の接眼部を写真レンズの後部にあてがって覗いてみた。
望遠鏡にはなります。ただし判っていたことですが天地逆さまです。
このへんをいかにクリアするかが問題です。
(天地逆さまでも撮影は出来ますが使いかっては非常に悪い)

04/05

年明けから翡翠を撮り始めて野鳥撮影に嵌りました。
メイン機材はDSLR+300mm+1.7倍コンバージョン
大きめな鳥には充分なのですが小鳥にはあまりにも脆弱です。
いろいろ調べますとフィールドスコープにコンパクトデジカメを装着して
超望遠撮影がマニア御用達のようです。
 
予算が潤沢に有る方は悩まずに下記の組み合わせですぐにシステムが
組めるでしょう。(三脚は手持ちの物を使用するとして)
ニコンフィールドスコープ ED82

ニコンフィールドスコープ接眼レンズ 16X・24X・30Xワイド DS
ニコンコンパクトデジタルカメラブラケットFSB-6
ニコンクールピックス5100
これで20万前後でしょうか。
(他のメーカーでの組み合わせも可能ですがこれがもっとも手っ取り早いかと)
さらにジンバル雲台(10万前後)もあるとよさそうです。

2008/04/04