ウルトラワイドマクロ

春になって昆虫達が蠢く
楽しい季節になってまいりました。
昨年まではマクロレンズ
60mm・150mmと300mmがメインでした。
 
時たま左のように魚眼+コンバージョンの
組み合わせも用いました。
被写体が大きいときにはこのシステムで
なかなか面白い画を作ることが出来ました。
 
しかし「虫の目」と呼べるような画には
無理があります。
 

2008/04/20

手持ちの玉のなかに左のレンズ
Fujinon5.5mmがありました。
(ZC1000 8mmMovie用 Cマウント)
これをなんとか使えないかと
策をめぐらしてみました。

04/22

と言うことで組み上げたのが↑です。
5.5mmレンズに塩ビ管をねじ込み接写リングに装着。
24mmレンズを逆向けにDSLRに装着
 
撮影は可能です。画質は...???でした。

05/05

ドアスコープです。
極めて小さな魚眼レンズです。
 
QTVR全方位パノラマを
はじめたときに存在を知りました。
コンデジで安価に楽しむには
良さそうということでした。
 
先人はこれをコンバージョンレンズ
として装着。「虫の目」もどき写真を
撮影していました。

たぶん相当量の問い合わせとか注文があったのでしょう。
現在は一部を改造して撮影専用の製品が売り出されています。
 
送料と代引き手数料で\7000程度です。
安いと言えば安い、高いと言えば高い。
見た目ははっきり言ってちゃちです。
 
とりあえず発注しました。

05/16

レンズが届くまでに間があるので簡単な工作を...。
(SLRにはそのままでは使えませんので)
 
使わないフィルターをバラします。
marumi製は簡単にガラスが外せます。(kenko製はチョット面倒)
CD-Rのスピンドルの中に入っていた円盤をフィルターガラスと
同じ大きさに切り取り加工。組み上げたのが左の写真です。
製品版もありますが\4000以上いたします。
レンズキャップも別売りです。\735。
私は自作する心算です。
 

05/16

円盤は裏側を無光沢の黒でスプレー塗装。
付属の金属リングを貼り付け。
レンズ下部に付いているリングは磁石になっています。

とりあえずコンデジに装着。
撮影はとりあえず出来ます。
 
あとは何処までクオリティを
あげられるかです。
 

05/19

 レンズ

AF
 結果 ◎ ○ △ ×

評価
AF-Nikkor 24mmF2.8

 画像が小さすぎる。

AF-Nikkor 35mmF2

 円周魚眼可

AF-Nikkor 24mmF2.8
+kenko テレプラス

 クロップで僅かなケラレ

AF-Nikkor 35mmF2
+kenko テレプラス

 ケラレは無くなる。

Nikkor 50mmF1.2

 ケラレ有り。ハイライト部分にフリンジが
 目立ちすぎる。特殊用途なら面白い。


×
Nikkor 50mmF1.4
AF-Nikkor 60mm

 前玉が奥にあるためケラレ大

AF-Nikkor 85mm    
Nikkor 105mm

 
AF-Nikkor 24-50mm

 前玉が大きいためケラレ大

AF-Nikkor 18-70mm

 70mmでも円周魚眼。前玉の大きさが影響か?

Sigma 18-50mmF3.5

×
 使いづらい。

×
 コンデジでの撮影は手軽で宜しいですがやはりDSLRで撮りたい。
 この組み合わせで適正を調べることにいたします。
 結果/評価は時間がかかりますので徐々に埋めて行きます。

05/21〜

DSLRに取り付けてみました。右はコンバージョンレンズを介しています。

18mm

24mm

35mm

55mm
 円形魚眼画像を望むなら35mmですね。
 対角線魚眼画像でしたら55mmでは足りません。
 18・24mmでの画像がオーバー露光なのはマルチパターン測光でケラレ部分を
 カメラが考慮したためでしょう。
 AEで撮影の場合はスポット測光か中央部重点にすべきですね。

05/22

自作レンズキャップです。
まずペットボトルの首を切り落とします。
キャップ上面をくり抜きます。
ドーム型キャップはスプレーのものです。
これを組み上げます。
に金属リングを貼り付けます。
レンズに付いている磁石により
固定できます。

05/23

左手前が付属の金属リングです。
コンデジ用に考えられたのでしょう。貼り付け面積は極めて僅かです。
磁力で簡単に剥がれてしまいます。
左後の径32mmのワッシャーの穴を拡大加工。
両面粘着テープを裏側に貼り付けてフィルター枠に。
レンズを引っ張っても剥がれることは無さそうです。
穴を拡大するのにドリル刃が\2000ほどかかってしまった。

06/02

つづく